海ノ民話のまちプロジェクト。
こちらは全国各地の海にまつわる民話をアニメ化し、
その民話に込められた思いや警鐘、教訓を親しみやすいアニメーションにして、
次の世代を担う子どもたちへ、そして、さらに未来へと語り継いでもらうことを目的に行っています。
2024年3月25日。
東京で海ノ民話のまちプロジェクトによる公開シンポジウム
「海ノ民話から学ぶもの。作家・芸人・学者の視点から。」 が行われました。
こちらは民話を通して新たな関わり方を考えるシンポジウムで、
全国各地に残る海にまつわる民話の価値や活用法などについて語り合いました。
秋田県でも昨年、男鹿市が海の民話のまちに認定されました。
このお話は、秋田県男鹿市に伝わる海の民話です。
津軽・竜飛の黒神と男鹿の赤神が十和田湖の女神をめぐって争う様子が描かれています。
秋田と青森を舞台にした物語に照らし合わせて、
それぞれの大地の成り立ちの違いなどに目を向けることができます。
今年2月19日、民話の舞台となっている男鹿市にある脇本第一小学校で
このアニメの特別授業が実施されました。
「黒神と赤神の戦い」は、
地元男鹿市民でも知っている人がごく稀なほどで、
今回の上映会まで民話の存在自体を知っている子供達はいませんでした。
特別授業では男鹿市文化財保護審議会委員で
男鹿半島・大潟ジオパークの解説員も務める講師の永井登志樹さんが
民話アニメの舞台となっている青森県竜飛崎、十和田湖、 秋田県男鹿半島を説明したうえで
それぞれの地質的な違いを丁寧に説明しました。
この民話アニメ「黒神と赤神の戦い」は、
今後、地域の学習教材としては勿論、観光資源を再発見するコンテンツとして活用されます。
みなさんもぜひ見てみてね📚
▶【地域教材としての活用】海の民話アニメ「黒神と赤神の戦い」の教育的価値 日本財団 海と日本PROJECT in 秋田県 2024 #07