7月24日(水)、7月25日(木)に開催された、
海と日本プロジェクトin秋田県
オリジナルイベント 「鳥海山が産み出す海産物!あきたアワビ調査隊!!前編」をお送りします。
山頂に雪が積もった姿が富士山に類似しているため、
地元民からは「出羽 富士」とも呼ばれ親しまれている鳥海山。
その山から流れてくる伏流水はたくさんのミネラルと栄養をたくわえ海に流れつき、
地域の生活を支え、 森を潤し、魚介類を育む大きな恩恵を与えています。
かつてアワビや岩ガキなどの貝類が多く獲れ、
アワビは秋田県内トップの 漁獲量を誇っていましたが、
近年は海水温上昇や海藻減少の影響により アワビが減少しています。
今回のイベントでは、鳥海山の伏流水の流れの始点と終点に足を運び水の流れを確認し、
鳥海山が海にもたらしている恩恵を専門家の助けを借りながら参加児童が自ら考えます。
また、どうすればアワビの漁獲量を回復させる事が出来るか、
現状の海の中がどうなっているのかなどを体験を通じて学びます。
前編となる今回は、「元滝伏流水」を見学や、「伏流水の湧出」を体感、
「アワビの栽培漁業」について学びました。
▶【水の流れが育む海の恵み】秋田県のオリジナルイベントをレポート 日本財団 海と日本PROJECT in 秋田県 2024 #12