秋田県の横手市が「海ノ民話のまち」に認定され、アニメ「鳥の海」が制作されました。
「海ノ民話のまち」とは、
公益財団法人日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環で、
公益財団法人、一般社団法人日本昔ばなし協会が
海とのつながりや地域の誇りを子どもたちに伝え、
語り継ぐことを目的としたプロジェクトです。
日本中に残された海にまつわる民話や伝承を選定し、
これまで65自治体に伝わる民話67作品がアニメ化されました。
今回、アニメ監督が横手市を訪問しアニメのお披露目と
「海ノ民話のまち」認定式を実施しました。
また、地元の小学生にも見てもらうため、上映会・特別授業を開催しました。
このお話は、秋田県横手市に伝わる海の民話です。
日本一面積が広いとされる「横手盆地」が開拓され、
田んぼや畑が広がり、人々の暮らしが豊かになっていく様子を、
物語を通して伝えています。
切り開かれた田畑のあまりの広さに、
人々が神様の行いと考えたのも不思議ではありません。
また、海と盆地をつなぐ雄物川は山の栄養を運び、
豊かな海を育んでいるほか、かつては海との間を船が行き交い、
人・もの・文化の交流を促していたのです。