マリンチャレンジプログラムに挑戦する、大曲農業高校。
大気中の二酸化炭素が、大量に海水に溶け込むことで、海洋酸性化が進み、
アルカリ性である海の水質が酸性に近づく現象が将来危惧されている。
その影響は珊瑚やカキ・ホタテなどの貝類といった、
炭酸カルシウムで殻をつくる海の生き物たちの成長・繁殖を防げ、
寿命にも悪影響を及ぼすとされている。
一方で物価の優等生とされてきた鶏卵生産。
世界的な飼料の高騰で栄養分の補給が影響し、
破卵が増加、経営上大きな問題となっている。
卵殻質の低下は遺伝子、環境、日齢および栄養など多くの要因が考えられ、
総合的な対策が必要とされている。
カルシウム材の資料添加が期待されている。
以上のことから水質改善、飼料改善、「殻」改善を目指す。
▶【カキ・ホタテのために】大曲農業高校の海洋酸性化対策日本財団 海と日本PROJECT in 秋田県 2024 #15